アール・ヌーヴォーガラスの美展
エミール・ガレ作
モンゴリアの葡萄文化瓶 1889年 |
花瓶<アゲハチョウ> 1900頃 |
* モンゴリアの葡萄文化瓶 1889年パリ万博出展品 「禄青」所載 |
ブルーグリーンの透明ガラスに、写実的なエナメル絵付けで、葡萄の枝 |
と蜘蛛の巣 その他の昆虫を器面いっぱいに描く。器腹には四行詩 |
が掘り込まれ、ガレの自然趣味への傾倒を余すところなく表現しようと |
試みた作品。ガレのエナメル彩絵付け作品の最高作である。器底グラ |
ヴユールで「1889年パリ万博展覧」と記されている。 |
* 花瓶<アゲハチョウ> 1900年頃 エミール・ガレ展 「図録」所載 |
ピンクと緑というコントラストのある被ガラス。ガレおなじみの装飾 |
モティーフであるロレーヌ地方に自生する大型の山うどの花を、器体前 |
面にエッチングとエングレーヴイングで地紋状を作り、カボッションで小 |
さな昆虫を溶着。アップリケでアゲハチョウを溶着している。 |