
美人画
上村松園筆 「志ゃぼん玉」 |
上村松園筆 「静」 |
| 「静」は源義経の愛妾で京都の白拍子の名手であった。磯の禅師の女で |
| 静御前の俗称で知られ、容姿端麗,歌舞伎をよくした。 |
| 因みに白拍子とは平安時代末期から鎌倉時代にかけて行われた歌舞、 |
| また,これを歌い舞う遊女のことである。 |
| 水干、立烏帽子を着用し、白鞘巻の太刀を差して舞ったため男舞とも呼ば |
| れた。静が白拍子の名手であったため |
| 鶴岡八幡宮の社頭で静に舞を舞わせた「静」は義経恋慕の歌舞を |
| 源頼朝、北條政子二人の前で行うのである。 |
| 「志ゃぼん玉」作品制作の前年に画伯自身嗣子・信太郎氏(上村松篁) |
| を授かられたこともあり、「志ゃぼん玉」には、自らの母への思慕と、母と |
| なった自分の思いとが重なりあつた、尽きることのない豊かな感情が、画布 |
| から溢れんばかりにみごとに表現されています。 |